ex-Blog【TEMARICIOUS】

【ARCHIVE】ローズ香るハーブ農場研修の週末

【ARCHIVE】ローズ香るハーブ農場研修の週末

 梨佳が書き溜めたTEMARICIOUS過去Blog Archiveです。 2019.05.22 こんにちは。久々の大雨にラッキーと思う人はお庭や畑仕事をする人ですね。   先週末に通い出してちょうど一年ほどになるアロマ教室のKana先生と一緒にNARD JAPANのハーブ農場研修に参加してきました。 あずさに乗って、同じくハーブやアロマ好きな仲間と一緒に山梨へ。 あっという間に到着し、下記の内容で研修がすすみました。 蒸留器の説明 農場にて蒸留用ハーブの刈り取り 植物の紹介 残留農薬の現状 ハーブウォーターまたは精油を使った実習 ハーブウォーターやアロマオイルを作るための蒸留器については、初めてみるサイズに驚き、手間暇かかるハーブウォーターの生成過程を見せていただきました。そして何よりもびっくりしたのは出来立てのアロマオイルの香り。その日はローズマリーでした。ローズマリーは、時として鋭い香りがするものですが、出来立ては、とてもまろやかな優しい香りがしました。 ローズマリーは250リットル蒸留器に36kgで126mlも取れる優秀さ。写真の上が精油で、下が蒸留されたハーブウォーターです。 驚くのはローズ250リットルの蒸留器に100kg/約33,000個のお花の塊から、なんと精油は1か2ml程度しか取れないそうです。それは、それは精油が高価になります! そして、さらに丘の方の農場に移動して、いよいよハーブの刈り取り体験。 今の時期はカモミール・ジャーマンと少し早かったのですがダマスクローズ。景色の開けた丘一面にはハーブ畑。 カモミール・ジャーマンが甘くフルーツの香りとはよく言われますが、大量にあると、それは本当にその通りでふわぁっと甘い香りに包まれながらの作業でした。 次は高級な薔薇、ダマスクローズの刈り取り。まだ時期が早かったので咲いている株が少なかったのですが今朝咲いた花を手でプチっと取っていきます。薔薇の側を歩くだけでも香りが充満していて、幸せなのに、摘み取らせていただけて・・・写真の薔薇の株が満開はあと1、2週間だそうです。とっても素敵な景色ですね、きっと。 実はダマスクローズは蕾のころが一番香り高いと言われ、咲いた側から香りが落ちていき、花びらが白っぽいものは、本当に香りが落ちていました。それは数時間の差と思われます。農場の方にお聞きすると、咲いたばかりの新鮮な花摘み取るのは朝早くからの作業だそうです。全部手作業!テマリシャスの糸づくりと全く同じ!(全部手作業!) つい、摘み取りが楽しくてたくさんいただきました。 見たこともないハーブなどもお土産にいただきました。 ローズとカモミール・ジャーマンはアルコールにつけてチンキにしました。テマリシャスの教室にも少し熟成させて、スプレーとして置こうと思います。香りに癒されてみてくださいね。もう少しお待ちくださいな。   テマリシャスもこの夏は、こういった農場見学ではないですが、育てているタデ藍と何かイベントをみなさまと一緒にシェアできたらと思っています。また案内をしますね。   テマリシャスでは手まりの中身の籾殻にハーブや精油を垂らして作る過程でとても癒されています。 アロマ手まりキットはオンラインで販売中で巻き方のビデオも無料でご覧いただけます。  ...

【ARCHIVE】ローズ香るハーブ農場研修の週末

 梨佳が書き溜めたTEMARICIOUS過去Blog Archiveです。 2019.05.22 こんにちは。久々の大雨にラッキーと思う人はお庭や畑仕事をする人ですね。   先週末に通い出してちょうど一年ほどになるアロマ教室のKana先生と一緒にNARD JAPANのハーブ農場研修に参加してきました。 あずさに乗って、同じくハーブやアロマ好きな仲間と一緒に山梨へ。 あっという間に到着し、下記の内容で研修がすすみました。 蒸留器の説明 農場にて蒸留用ハーブの刈り取り 植物の紹介 残留農薬の現状 ハーブウォーターまたは精油を使った実習 ハーブウォーターやアロマオイルを作るための蒸留器については、初めてみるサイズに驚き、手間暇かかるハーブウォーターの生成過程を見せていただきました。そして何よりもびっくりしたのは出来立てのアロマオイルの香り。その日はローズマリーでした。ローズマリーは、時として鋭い香りがするものですが、出来立ては、とてもまろやかな優しい香りがしました。 ローズマリーは250リットル蒸留器に36kgで126mlも取れる優秀さ。写真の上が精油で、下が蒸留されたハーブウォーターです。 驚くのはローズ250リットルの蒸留器に100kg/約33,000個のお花の塊から、なんと精油は1か2ml程度しか取れないそうです。それは、それは精油が高価になります! そして、さらに丘の方の農場に移動して、いよいよハーブの刈り取り体験。 今の時期はカモミール・ジャーマンと少し早かったのですがダマスクローズ。景色の開けた丘一面にはハーブ畑。 カモミール・ジャーマンが甘くフルーツの香りとはよく言われますが、大量にあると、それは本当にその通りでふわぁっと甘い香りに包まれながらの作業でした。 次は高級な薔薇、ダマスクローズの刈り取り。まだ時期が早かったので咲いている株が少なかったのですが今朝咲いた花を手でプチっと取っていきます。薔薇の側を歩くだけでも香りが充満していて、幸せなのに、摘み取らせていただけて・・・写真の薔薇の株が満開はあと1、2週間だそうです。とっても素敵な景色ですね、きっと。 実はダマスクローズは蕾のころが一番香り高いと言われ、咲いた側から香りが落ちていき、花びらが白っぽいものは、本当に香りが落ちていました。それは数時間の差と思われます。農場の方にお聞きすると、咲いたばかりの新鮮な花摘み取るのは朝早くからの作業だそうです。全部手作業!テマリシャスの糸づくりと全く同じ!(全部手作業!) つい、摘み取りが楽しくてたくさんいただきました。 見たこともないハーブなどもお土産にいただきました。 ローズとカモミール・ジャーマンはアルコールにつけてチンキにしました。テマリシャスの教室にも少し熟成させて、スプレーとして置こうと思います。香りに癒されてみてくださいね。もう少しお待ちくださいな。   テマリシャスもこの夏は、こういった農場見学ではないですが、育てているタデ藍と何かイベントをみなさまと一緒にシェアできたらと思っています。また案内をしますね。   テマリシャスでは手まりの中身の籾殻にハーブや精油を垂らして作る過程でとても癒されています。 アロマ手まりキットはオンラインで販売中で巻き方のビデオも無料でご覧いただけます。  ...

【ARCHIVE】テマリシャス 家庭画報 祈りの宿る手毬暦 – 7月 矢羽根 

【ARCHIVE】テマリシャス 家庭画報 祈りの宿る手毬暦 – 7月 矢羽根 

 梨佳が書き溜めたTEMARICIOUS過去Blog Archiveです。 2019.06.13   家庭画報7月号が発売されました。 「祈りの宿る手毬歴」も早、7回目となりました。俳句の山西雅子先生の選ぶ俳句に毎回ドキッとします。   よく皆さまに質問していただくのですが、俳句と手まりの制作はどちらが先?ということ。 結論からいうと同時進行! 手毬暦のテーマは、俳句、手まり両方をよく考えて編集者さんが決めてくださっています。 テーマのなかで手毬のパターンや色味をイメージをつけます。俳句を待っていたらなかなか制作の時間が間に合わない場合がある。そうこうしていたら、俳句も選ばれて私の手元にやってきます。 そこでこの俳句なら手まりとリンクができそう!というのを選び、お伝えさせていただき、編集者が最終的にバランスをみて最終決定して俳句が決まっています。 でも毎回毎回同じではなく、勝手に自分たちで裏テーマを作って走り出して作っているのもあります。 面白いのが先に勝手に作り出している手まりが、怖いくらい俳句がそのテーマにぴったりだったことも何度もあり、山西先生とは以心伝心のようです。 家庭画報 祈りの宿る手毬暦 – 7月 矢羽根   緑蔭や 矢を獲ては 鳴る白き的 竹下しづの女   なんて爽やかな俳句なんでしょうか。 まず、映像が緑蔭で始まります。 暑さを避けて木蔭で休み、上を見上げた図でしょうか。 バルト三国で休んだ時の菩提樹の木を想像しました。 そして、白い的が主人公。 緑→白へ色が変わります。 白い的が矢を獲るという表現は自然のようで、自然にできないと思います。 白い的に吸い付くように矢が当たり心地よい音を立てている風景が目に浮かびます。   そこには暑さでイライラした感情など全くなく、涼しい緑の葉と涼しい風、矢のスピード感と白い爽やかな的。...

【ARCHIVE】テマリシャス 家庭画報 祈りの宿る手毬暦 – 7月 矢羽根 

 梨佳が書き溜めたTEMARICIOUS過去Blog Archiveです。 2019.06.13   家庭画報7月号が発売されました。 「祈りの宿る手毬歴」も早、7回目となりました。俳句の山西雅子先生の選ぶ俳句に毎回ドキッとします。   よく皆さまに質問していただくのですが、俳句と手まりの制作はどちらが先?ということ。 結論からいうと同時進行! 手毬暦のテーマは、俳句、手まり両方をよく考えて編集者さんが決めてくださっています。 テーマのなかで手毬のパターンや色味をイメージをつけます。俳句を待っていたらなかなか制作の時間が間に合わない場合がある。そうこうしていたら、俳句も選ばれて私の手元にやってきます。 そこでこの俳句なら手まりとリンクができそう!というのを選び、お伝えさせていただき、編集者が最終的にバランスをみて最終決定して俳句が決まっています。 でも毎回毎回同じではなく、勝手に自分たちで裏テーマを作って走り出して作っているのもあります。 面白いのが先に勝手に作り出している手まりが、怖いくらい俳句がそのテーマにぴったりだったことも何度もあり、山西先生とは以心伝心のようです。 家庭画報 祈りの宿る手毬暦 – 7月 矢羽根   緑蔭や 矢を獲ては 鳴る白き的 竹下しづの女   なんて爽やかな俳句なんでしょうか。 まず、映像が緑蔭で始まります。 暑さを避けて木蔭で休み、上を見上げた図でしょうか。 バルト三国で休んだ時の菩提樹の木を想像しました。 そして、白い的が主人公。 緑→白へ色が変わります。 白い的が矢を獲るという表現は自然のようで、自然にできないと思います。 白い的に吸い付くように矢が当たり心地よい音を立てている風景が目に浮かびます。   そこには暑さでイライラした感情など全くなく、涼しい緑の葉と涼しい風、矢のスピード感と白い爽やかな的。...

【ARCHIVE】テマリシャス 夏休み!子どもも大人も歓迎! 藍染体験教室 善福寺Cocoon Parents Squareにて開催

【ARCHIVE】テマリシャス 夏休み!子どもも大人も歓迎! 藍染体験教室 善福寺Cocoon...

梨佳が書き溜めたTEMARICIOUS過去Blog Archiveです。 2019.07.01   夏休み!子どもも大人も歓迎! 藍染体験教室 夏だよ! 藍染だよ! 藍染屋さんが善福寺Cocoon Parents Squareにやってくる! Tシャツもって集まれ! 藍染のお話を聞いて、Tシャツに絞りを施し、藍染をします。 準備なしで染めるものをもってきてください。 藍が緑色から青色に変化する不思議な様子を体験できます。 染めの先生が藍についてお話をしてくれます。 夏休みの自由研究にも!親子で参加も大歓迎!   *8/7にはスペシャル企画でこの藍染で染めた糸を使って善福寺のCocoon Parents Squareにて子ども手まり教室も開催します!藍染と手まり教室、合わせてご参加いただける方には割引特典を200円! お申し込みはこちらから! 【クラス】8/4   9:30-11:30 【所要時間】2時間 【対象】子どもも大人も 【参加費】1回分 2500円/大人、2000円/子ども *子ども追加料金 500円/子ども *現地払い、現金のみ。   料金例: 大人1人、子ども2人 家族で参加→ 大人2500円x1、子ども2000円 子ども追加1名...

【ARCHIVE】テマリシャス 夏休み!子どもも大人も歓迎! 藍染体験教室 善福寺Cocoon...

梨佳が書き溜めたTEMARICIOUS過去Blog Archiveです。 2019.07.01   夏休み!子どもも大人も歓迎! 藍染体験教室 夏だよ! 藍染だよ! 藍染屋さんが善福寺Cocoon Parents Squareにやってくる! Tシャツもって集まれ! 藍染のお話を聞いて、Tシャツに絞りを施し、藍染をします。 準備なしで染めるものをもってきてください。 藍が緑色から青色に変化する不思議な様子を体験できます。 染めの先生が藍についてお話をしてくれます。 夏休みの自由研究にも!親子で参加も大歓迎!   *8/7にはスペシャル企画でこの藍染で染めた糸を使って善福寺のCocoon Parents Squareにて子ども手まり教室も開催します!藍染と手まり教室、合わせてご参加いただける方には割引特典を200円! お申し込みはこちらから! 【クラス】8/4   9:30-11:30 【所要時間】2時間 【対象】子どもも大人も 【参加費】1回分 2500円/大人、2000円/子ども *子ども追加料金 500円/子ども *現地払い、現金のみ。   料金例: 大人1人、子ども2人 家族で参加→ 大人2500円x1、子ども2000円 子ども追加1名...

【ARCHIVE】夏休み!自由研究にぴったり 子ども手まり教室 西荻窪 TEMARICIOUS

【ARCHIVE】夏休み!自由研究にぴったり 子ども手まり教室 西荻窪 TEMARICIOUS

梨佳が書き溜めたTEMARICIOUS過去Blog Archiveです。 2019.07.01   夏休み!自由研究にぴったり 子ども手まり教室 西荻窪 テマリシャス   去年も開催した夏休み子どもクラス。 今年は巻き巻きだけの簡単クラスと巻き巻きをしてさらに刺繍をするチャレンジクラスも作りました。 8/1, 5, 7 と3日間、開催場所も二箇所。 一箇所は西荻窪から徒歩15分ほどにある善福寺公園脇にあるCocoon Parents Squareさんと二箇所目は西荻窪駅近くにあるテマリシャスアトリエです。   日付、時間、場所をよくご確認の上、お申し込みくださいね。   お申し込みはこちらから!   巻き巻きクラス 8/1, 5, 7 伝統的に日本に伝わる手まり作りを気軽に体験できるクラスです。 子どもに模様を刺繍しない無地のまりを巻く「まきまき」は大人気で、巻き始めるとす〜っと子どもたちも落ち着き、集中します。 たくさんの草木染めの糸のなかから自分の色を選び、籾殻を薄紙で包んで巻く土台まりを作るところを体験します。 巻き上がったら最後だけ長い手まり針を使って手まりの中に糸を隠す作業で針は一回使います。 完成した手まりは、壁に吊るしてかけたり、天井から吊るしたり、インテリアにも、そして「丸く大きく育て!」というお守りにも。  ...

【ARCHIVE】夏休み!自由研究にぴったり 子ども手まり教室 西荻窪 TEMARICIOUS

梨佳が書き溜めたTEMARICIOUS過去Blog Archiveです。 2019.07.01   夏休み!自由研究にぴったり 子ども手まり教室 西荻窪 テマリシャス   去年も開催した夏休み子どもクラス。 今年は巻き巻きだけの簡単クラスと巻き巻きをしてさらに刺繍をするチャレンジクラスも作りました。 8/1, 5, 7 と3日間、開催場所も二箇所。 一箇所は西荻窪から徒歩15分ほどにある善福寺公園脇にあるCocoon Parents Squareさんと二箇所目は西荻窪駅近くにあるテマリシャスアトリエです。   日付、時間、場所をよくご確認の上、お申し込みくださいね。   お申し込みはこちらから!   巻き巻きクラス 8/1, 5, 7 伝統的に日本に伝わる手まり作りを気軽に体験できるクラスです。 子どもに模様を刺繍しない無地のまりを巻く「まきまき」は大人気で、巻き始めるとす〜っと子どもたちも落ち着き、集中します。 たくさんの草木染めの糸のなかから自分の色を選び、籾殻を薄紙で包んで巻く土台まりを作るところを体験します。 巻き上がったら最後だけ長い手まり針を使って手まりの中に糸を隠す作業で針は一回使います。 完成した手まりは、壁に吊るしてかけたり、天井から吊るしたり、インテリアにも、そして「丸く大きく育て!」というお守りにも。  ...

【ARCHIVE】テマリシャス 家庭画報 祈りの宿る手毬暦 – 8月 麻の葉

【ARCHIVE】テマリシャス 家庭画報 祈りの宿る手毬暦 – 8月 麻の葉

梨佳が書き溜めたTEMARICIOUS過去Blog Archiveです。 2019.07.09  梅雨真っ盛りの東京ですが、早くも家庭画報では8月号が7月1日に発売されております。みなさま、いかがお過ごしでしょうか?   8月の「祈りの宿る手毬暦」のテーマは「麻の葉」。   手まりを作る人は、ほとんどの方は「麻の葉」文様が好きなのでないだろうかと思えるほど、作って良し、出来て良しの伝統文様です。テマリシャスの手まり教室でも基礎6回ほどが終わると登場して、みんなが大好きになるパターンです。 最近では麻の葉のタイルを店舗や街中の内装に使用されているのも見かけ、日本伝統文様といえば「麻の葉」というモチーフが世界中で愛されていて、日本的な深さを感じ取る幾何学模様の代表選手と思います。私が好きな麻の葉タイルは名古屋モザイク工業株式会社さんが作られているようです。   今回の俳句は 麻の葉の きりこみふかく 涼徹す 大野 林火   信州の麻畑の風景とのことで、麻畑をまだ写真でしかみたことがないのでいつかみてみたいなあと思っています。麻の葉(大麻草)の切り込み部分は幾何学模様の三角形で上手に表されているのが麻の葉文様です。   「麻の葉」と「涼」という言葉が入るこの俳句と一緒に「涼」をみなさまにお届けしたくて、編集部と作戦会議をしました。 ふと上がった「子どもの浴衣のような彩り」。それでオレンジ、紫、ピンクという色合いが決まりました。子どもが夏祭りに来ていく浴衣の文様が麻の葉というイメージ。麻の葉文様の手まりはたくさんあるのですが、バランスを考えて、大きなもの、柄が細かいもの、びっしり糸を重ねていくものとバリエーション豊かに手まりをつくりました。   今月号の3つの麻の葉の手まりは3人の手で作りました。 大きな飴玉のような手まりちゃんも工夫を重ね、苦労をしながら仕上げました。おかげで、テマリシャスのレベルアップが実現したくらいの手まりちゃんでした。(見た目以上にかんなり時間掛かります!) びっしり埋める麻の葉は10色も違う色が使用しており、配列にも一定のルールがあります。うっすらピンクの線で縁をとったらとってもはっきりと麻の葉文様が浮き上がりました。ここまで仕上げるまでドキドキしました。 小さな麻の葉手まりは、「手まりなんて無理よ!」「絶対続かないわよ!」と周りに言われながらも、手まりを始めて、今では手まりと一緒に寝ているというような手まりの生徒さんに愛らしい麻の葉を作ってもらいました。 夏祭りに仲良く浴衣で出かける子どもたちのように配置しています。 さて、もうすぐ夏休みシーズン。 夏休みに何をしますか? わくわくしていますか? 疲れすぎている人はまず無理をせず、休んでくださいね。   皆さんにとって、かけがえのない夏になりますように!  ...

【ARCHIVE】テマリシャス 家庭画報 祈りの宿る手毬暦 – 8月 麻の葉

梨佳が書き溜めたTEMARICIOUS過去Blog Archiveです。 2019.07.09  梅雨真っ盛りの東京ですが、早くも家庭画報では8月号が7月1日に発売されております。みなさま、いかがお過ごしでしょうか?   8月の「祈りの宿る手毬暦」のテーマは「麻の葉」。   手まりを作る人は、ほとんどの方は「麻の葉」文様が好きなのでないだろうかと思えるほど、作って良し、出来て良しの伝統文様です。テマリシャスの手まり教室でも基礎6回ほどが終わると登場して、みんなが大好きになるパターンです。 最近では麻の葉のタイルを店舗や街中の内装に使用されているのも見かけ、日本伝統文様といえば「麻の葉」というモチーフが世界中で愛されていて、日本的な深さを感じ取る幾何学模様の代表選手と思います。私が好きな麻の葉タイルは名古屋モザイク工業株式会社さんが作られているようです。   今回の俳句は 麻の葉の きりこみふかく 涼徹す 大野 林火   信州の麻畑の風景とのことで、麻畑をまだ写真でしかみたことがないのでいつかみてみたいなあと思っています。麻の葉(大麻草)の切り込み部分は幾何学模様の三角形で上手に表されているのが麻の葉文様です。   「麻の葉」と「涼」という言葉が入るこの俳句と一緒に「涼」をみなさまにお届けしたくて、編集部と作戦会議をしました。 ふと上がった「子どもの浴衣のような彩り」。それでオレンジ、紫、ピンクという色合いが決まりました。子どもが夏祭りに来ていく浴衣の文様が麻の葉というイメージ。麻の葉文様の手まりはたくさんあるのですが、バランスを考えて、大きなもの、柄が細かいもの、びっしり糸を重ねていくものとバリエーション豊かに手まりをつくりました。   今月号の3つの麻の葉の手まりは3人の手で作りました。 大きな飴玉のような手まりちゃんも工夫を重ね、苦労をしながら仕上げました。おかげで、テマリシャスのレベルアップが実現したくらいの手まりちゃんでした。(見た目以上にかんなり時間掛かります!) びっしり埋める麻の葉は10色も違う色が使用しており、配列にも一定のルールがあります。うっすらピンクの線で縁をとったらとってもはっきりと麻の葉文様が浮き上がりました。ここまで仕上げるまでドキドキしました。 小さな麻の葉手まりは、「手まりなんて無理よ!」「絶対続かないわよ!」と周りに言われながらも、手まりを始めて、今では手まりと一緒に寝ているというような手まりの生徒さんに愛らしい麻の葉を作ってもらいました。 夏祭りに仲良く浴衣で出かける子どもたちのように配置しています。 さて、もうすぐ夏休みシーズン。 夏休みに何をしますか? わくわくしていますか? 疲れすぎている人はまず無理をせず、休んでくださいね。   皆さんにとって、かけがえのない夏になりますように!  ...

【ARCHIVE】テマリシャス 手まりの修復ご依頼がありました。

【ARCHIVE】テマリシャス 手まりの修復ご依頼がありました。

梨佳が書き溜めたTEMARICIOUS過去Blog Archiveです。 2019.07.10 西荻窪テマリシャスは日本でも珍しい手まり屋さんです。 手まりを作る人も集いますが、作られた手まりを購入することも可能です。 最近は、手まりをお祝い事にプレゼントにする方も多く、節句、結婚、誕生日、あとは入院のお見舞い、老人ホームに引っ越す方への少しでも心を明るくしたい気持ちのプレゼントに送られる方が多いです。 さて、先日のお話。 80代のお客様がいらっしゃって、とても古い手まりを持ってきてくださいました。 それは鹿児島に住む102歳になるお客様のお母様が作った手まりだそう! なんとこの手まりはオルゴールが内臓されており、紐をひっぱると手まり「まりととのさま」の手まり唄が流れる! 古いリリアン糸は日焼けも痛みも激しかったこと、草木染めのテマリシャスの糸で修復して良いとのことだったので、そのままでも美しいとは思いましたが、糸を全部先ず、取り除きました。 まるで気分は手まり修復士! 手まりの中身はこうなっていたんだ〜と歴史を紐解くようで、流れた年月を感じます。 そして、手まりの文様は何にしようと考えました。 やはり、これからも「長生き」でという意味の六角形の「亀甲」文様を組み合わせ、花のように見立てられる、三羽根亀甲にしました。偉大な母のエネルギーを茜色で表現して、自然豊かな鹿児島の情景を思い、カラスエンドウなどの春の草で染めた緑を合わせました。(大失敗なんですが完成した作品を写真に収めるのを忘れておりました!) ご依頼者様にも無事気に入っていただけて、鹿児島にいらっしゃるお母様に早く見せたいと喜んで帰っていかれました。 またご報告が楽しみです。  

【ARCHIVE】テマリシャス 手まりの修復ご依頼がありました。

梨佳が書き溜めたTEMARICIOUS過去Blog Archiveです。 2019.07.10 西荻窪テマリシャスは日本でも珍しい手まり屋さんです。 手まりを作る人も集いますが、作られた手まりを購入することも可能です。 最近は、手まりをお祝い事にプレゼントにする方も多く、節句、結婚、誕生日、あとは入院のお見舞い、老人ホームに引っ越す方への少しでも心を明るくしたい気持ちのプレゼントに送られる方が多いです。 さて、先日のお話。 80代のお客様がいらっしゃって、とても古い手まりを持ってきてくださいました。 それは鹿児島に住む102歳になるお客様のお母様が作った手まりだそう! なんとこの手まりはオルゴールが内臓されており、紐をひっぱると手まり「まりととのさま」の手まり唄が流れる! 古いリリアン糸は日焼けも痛みも激しかったこと、草木染めのテマリシャスの糸で修復して良いとのことだったので、そのままでも美しいとは思いましたが、糸を全部先ず、取り除きました。 まるで気分は手まり修復士! 手まりの中身はこうなっていたんだ〜と歴史を紐解くようで、流れた年月を感じます。 そして、手まりの文様は何にしようと考えました。 やはり、これからも「長生き」でという意味の六角形の「亀甲」文様を組み合わせ、花のように見立てられる、三羽根亀甲にしました。偉大な母のエネルギーを茜色で表現して、自然豊かな鹿児島の情景を思い、カラスエンドウなどの春の草で染めた緑を合わせました。(大失敗なんですが完成した作品を写真に収めるのを忘れておりました!) ご依頼者様にも無事気に入っていただけて、鹿児島にいらっしゃるお母様に早く見せたいと喜んで帰っていかれました。 またご報告が楽しみです。